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展覧会情報:斉藤祝子 精霊の庭で ― 武満徹へのオマージュ PartⅡ

「From me flows what you call Time」2010 キャンパスにアクリル、ピグメント 152×92cm 5点組

斉藤祝子 精霊の庭で ― 武満徹へのオマージュ PartⅡ
会期:2011年1月18日(火)— 2月6日(日)月曜休廊 10:30-17:30
会場:ギャラリー白川 Room1

作曲家・武満徹生誕80年を記念して、飛騨市美術館(飛騨古川)で開催された同名の展覧会からのセレクト展PartⅡ(PartⅠは11月に開催)のご案内です。今展では、武満徹がトロント在住の世界的パーカッション・グループNEXUSのために書いた「From me flows what you call Time」に感銘を受けて描いた同名の5点組の大作を中心に展示いたします。
また、この曲は2011年5月、指揮者・佐渡裕氏が、世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期公演で指揮する演奏曲目の一つに決定しております。ベルリン22年、トロント在住10年になる作家斉藤祝子の武満徹への想い。ご高覧いただけましたらありがたく存じます。

「斉藤祝子 精霊の庭で ― 武満徹へのオマージュ PartⅡ」より

作品について

「From me flows what you call Time」for five percussionists and orchestra
フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム 5人の打楽器奏者とオーケストラのための (1990)

カーネギー・ホールから、百周年記念のために、トロントの打楽器グループ、ネクサスとボストン交響楽団の演奏を条件に委嘱された作品で、ネクサスの5人に拠って、5という数が基調となっている。武満は5という数から、チベットの「風の馬」を思い、その5色の布のそれぞれの色を、5人の独奏者に振り当て、「5つの色は、青は水を象徴し、赤は火を、黄は大地を、緑は風を、そして白は、4色の色が混合し、統合され活性化した色彩として、空や空気、エーテル、そして、無を徴している。」と記した。タイトルの「私(me)」とは、武満ではなく、カーネギー・ホールのことである。

世界的打楽器奏者ネクサス

 ネクサスが結成されたのは1971年だが、メンバーのジョン・ワイアーとロビン・エンゲルマンが、トロント交響楽団の打楽器奏者だった1960年代後半に、武満と出会っている。「アステリズム」や「グリーン」、「地平線のドーリア」などのレコーディングの頃である。その後も小沢征爾がトロント交響楽団を伴って来日した際や、大阪万博での演奏で交流を深めた。
 1971年にロビン・エンゲルマンの家に招かれた武満は、当時7歳の息子ブライスに会い、1976年には彼に捧げる「ブライス」を作曲し、この曲は同年にトロントで初演された。武満によれば、ブライスとは古代ケルト語で感覚の中枢という意味で、「ブライス」は水の曲である。
 ネクサスは1976年に初めて日本に滞在し、その後何度も来日している。2010年9月にも、兵庫県立芸術文化センターで「フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム」を演奏。但し、ジョン・ワイアーは2006年に亡くなり、ロビン・エンゲルマンは2009年に引退して、メンバーは変わっている。

「閉じた眼Ⅱ」 2007 キャンバスにピグメントとアクリル 76×76cm

展覧会情報:「斉藤祝子 精霊の庭で ― 武満徹へのオマージュ PartⅠ」
会期:2010年11月20日(土)— 12月5日(日)月曜休廊 10:30-17:30
会場:ギャラリー白川 Room1

カナダ在住の作家・斉藤祝子の飛騨市美術館で開催された「斉藤祝子 精霊の庭で─武満徹へのオマージュ」(9月11日~10月11日)からセレクトした作品展です。
斉藤は、ベルリン芸術大学修士課程修了後、ドイツの国家資格アートセラピストを取得。水や空気、種など生命の循環をテーマに作品を描いてきました。1997年、トロントで個展をしている時に、武満の代表作「ノヴェンバー・ステップス」がトロントで録音されたことや、武満が度々トロントを訪れていたことを知ります。水をテーマに描いた自らの作品と武満の抱く水のイメージとの一致や水にかかわる一連の曲に感銘を受けた斉藤は、武満の曲をテーマに作品を描くことを決意。20数年住み慣れたベルリンからトロントに移り住んで制作に取り掛かります。こうして制作された作品は、2006年トロントの国際交流基金日本センターで「Waterscape – 水の風景」と題した展覧会となって実を結びます。そして、武満徹生誕80年の今年、武満の愛した町飛騨古川の飛騨市美術館で武満の音楽をテーマにした斉藤の作品が紹介されることになったのです。

飛騨市美術館 『 斉藤祝子展 精霊の庭で 武満徹へのオマージュ 』(2010年9月11日~10月11日)より

【飛騨古川と武満徹】
飛騨古川は、世界的な現代音楽の作曲家・武満徹が愛した町です。
武満と飛騨古川を結びつけたのは、この町に飛騨古川音楽祭という現代音楽の音楽祭があり、その第一回の飛騨古川音楽祭の大賞を受賞者が武満でした。
この受賞をきっかけに、武満は飛騨古川を度々訪れるようになります。
斉藤祝子展のサブタイトル「精霊の庭で」は、武満徹の曲のタイトルです。
この曲「オーケストラのためのスピリットガーデン(精霊の庭)」は、飛騨古川の町の人と親交が深まる中で、誕生した曲なのです。

斉藤さんの展覧会を見に9月15日から1泊2日の日程で飛騨古川へ行ってきました。
静かで美しい町でした。その飛騨古川のことを個人的ブログに書いていますので、よろしければご覧ください。(Blog Link

→ 作家紹介ページ [ 斉藤祝子 Saito Noriko ]



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