展覧会情報:ギャラリーコレクション展 ―アメリカ―
ギャラリーコレクション展 ―アメリカ―
会期:2012年3月20日(火)— 5月6日(日)
10:30-18:00 月曜休廊
会場:ギャラリー白川 Room1
3月20日~4月15日 PartⅠ 4月17日~5月6日 PartⅡ 作品を入れ替えて展示いたします。
1980年90年代、世界のアートシーンの中心はアメリカでした。当時、日本はバブルに沸き、サザビーズやクリスティーズのオークションで日本人が次々にアメリカンアートを落札したものです。アメリカも元気でした。
日本も元気でした。そして、アートも元気でした。今展では、画廊コレクションの中から、当時のアメリカのアーティストの作品(版画、アクリル画、マルチプルアート)を選び出して展示。
併せて、アメリカのアーティストの展覧会カタログや画集といった資料も会場に並べて、アメリカンアートを振り返りたいと思います。なお、1968年に73人のアーティストたちが発表したマルチプル作品「S M S」の全作品も展示いたします。
サム・フランシス、ジョン・ケージ、ロバート・マンゴールド、ソル・ルウィット ドナルド・サルタン、クリスト、リキテンシュタイン、デュシャン、ヨーコ・オノ、オン・カワハラ、J・フィシャー 他
マルチプル作品「SMS」(1968)について
リキテンシュタイン、マルセル・デュシャン、マン・レイ、クリスト、ヨーコ・オノ、オルデンバーグ、ラ・モンテ・ヤング、オン・カワハラ、ナウマン、オルデンバーグ、リチャード・ハミルトン、コスース等の73人のアーティストたちが、1968年、世の中に自らのアートを問う目的で、マルチプルアートを発表。
当時、2000セット制作され、販売されました。今ではそうそうたる作家たちですが、当時はこれらの作品は全く売れず、倉庫の奥で忘れ去られていきました。それから、20年。偶然、倉庫の奥から見つかったこれらの作品群は再販売されることになりました。
当時、アメリカに作品の買い付けに出かけていた私は、この「SMS」の再販売に出会い、3セットを購入。帰国後、「SMS」の展覧会をして2セットを販売しました。残りの1セットは、それから、さらに22年、今度はギャラリー白川の倉庫に眠ることになりました。今では、ニューヨーク近代美術館始め内外の美術館にコレクションされており、アメリカンアート史を語る歴史的な作品群となっている「SMS」を、今回、「コレクション展―アメリカ」で展示することにしました。是非、お立ち寄りの上、御覧下さいませ。
なお、今展では、セットをバラして会場では、展示即売をしております。
詳しくは、お気軽に画廊までお問い合わせください。(info@galleryshirakawa.com)