井上隆夫展 黙する言語 <なにかのなにか>
井上隆夫展 黙する言語<なにかのなにか>
会期:2018年3月10日(土) — 3月30日(金)
12:00-18:00 月曜休廊
会場:ギャラリー白川
和紙を表現素材に新たな視点を提示する作品を数多く手がけてきた井上は、役目を終えた廃材を今日的媒体である「広告紙」を使った紙粘土で再現。<黙する言語>と名付け、私たちの過去の日常をつなぎ、人の営みを顕在化しようと試みます。ギャラリー白川では4回目の個展です。黙する言語<なにかのなにか>どうぞ、ご高覧下さいませ。
アルチュール・ランボーが「永遠、太陽にとろけた海」と詩ったように、「とき」や「ねがい」の顕在は無いのかも知れない。「カラマーゾフの兄弟」で兄イヴァンは「神はいない」と断言。そうかも知れない。そんな中、有限を生き、刻まれる「ときとき」を愛し、肯定と否定の繰り返しの中での結晶が、水辺の石ころのような「もの」になることを夢見てきた。 廃物、それは「不立文字」へのone scene. 井上隆夫(喜寿のとき)
◆ 3月10日(土) pm5:00〜作家を囲んでささやかなオープニングパーティーを開催いたします。
会場の模様
井上隆夫 過去の展覧会
・「井上隆夫―黙する言語<故郷の岸辺>」2015年4月14日 — 5月10日
・「井上隆夫の世界展/黙する言語<遊戯する廃紙>」2013年10月26日 — 11月17日
・「井上隆夫の世界展」2009年10月6日 — 10月25日より
→ 作家紹介ページ [ 井上 隆夫 Inoue Takao ]