展覧会情報:舟越桂 新作版画展―メゾチントによる新作版画を中心に
「遠い月」メゾチント ed.25 69.5×53cm
舟越桂 新作版画展 ―メゾチントによる新作版画を中心に
会期:2013年4月9日(火)— 5月6日(月・祝)
11:00〜18:00 月曜休廊 (祝日の4月29日、5月6日は開廊)
会場:ギャラリー白川 Room1
日本を代表する彫刻家として世界的に活躍する舟越桂が、2009年の発表から4年の時を経て、メゾチントによる新作版画を発表いたします。
彫刻家である舟越が、毎回様々な技法による版画に挑戦し続けてきて20数年。今回、初めて挑戦したメゾチント作品では、漆黒の中から浮かび上がってくる静かで、より深く、より強く、衝撃的な存在感に満ちた新しい人物像を誕生させました。舟越にとって銅版を直に削っていくメゾチントの工程は、木彫の1枚ずつ皮を剥ぐように彫っていくのと似た感覚があり、一番彫刻に近い技法だったと言う。近年、スフィンクスシリーズなど衝撃的な人物像を発表してきた舟越だが、舟越作品の原点ともいえる“仏像”に通じる世界を垣間見るようで、舟越Worldの新たな展開への予兆を感じさせる新作展です。なお、今展では、新作作品7点を中心に、画廊コレクションと併せて約20点を展示いたします。

- 「青い森で」
- メゾチント・アクアチント ed.25
- シートサイズ:69.5×53cm

- 「大切な言葉」
- メゾチント ed.25
- シートサイズ:69.5×53cm

- 「オーロラを見るスフィンクス」
- メゾチント ed.25
- シートサイズ:69.5×53cm

- 「荒地の夜」
- メゾチント ed.25
- シートサイズ:69.5×53cm

- 「眠らないスフィンクス」
- メゾチント ed.25
- シートサイズ:69.5×53cm

- 「大切な少しの言葉」
- メゾチント ed.25
- シートサイズ:43.5×32cm
<新作以外の展示作品リスト>
私の中のスフィンクス(2009) 冬の鏡(2009) スフィンクス問う(2009) 丘の上のスフィンクス(2006)
砂漠のフィンクス(2006) 夜を眠らず(2006) 月の夜のスフィンクス(2006) 言葉の帽子(1998)
碧い湖(1997) 水をゆく(1997) 凍りついた喉(1990) 踊る紙片(1990)
◆展示作品画像及び作品在庫は、[ 舟越 桂 Funakoshi Katsura ] に掲載しております。
◆作品サイズは、全てシートサイズです。
◆今展で作品お買い上げの方には、舟越桂作品集【夏の邸宅】(サイン入り)を差し上げます。
◆在庫・価格等については、お気軽に画廊までお問い合わせください。(info@galleryshirakawa.com)
【舟越桂】
ヴェネツィア・ビエンナーレ、ドイツ・ドクメンタほか数々の国際美術展に参加。毎日芸術賞受賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞、2011年紫綬褒章受章、中原悌二郎賞本賞、平櫛田中賞など受賞多数。1951年生まれ。