展覧会情報:井上隆夫―黙する言語<故郷の岸辺> an implied object<in shore of my home village>
井上隆夫―黙する言語<故郷の岸辺>
an implied object<in shore of my home village>
会期:2015年4月14日(火)— 5月10日(日)
12:00〜18:00 月曜休廊
会場:ギャラリー白川 Room1
京都市立芸術大学で日本画を学んだ井上は、日本画から現代アートへ40歳で転向。以後、和紙や古紙を表現素材に新たな視点を提示する作品を次々に発表していきます。近年は、役目を終えた「廃材」を今日的媒体である「広告紙」で作った紙粘土で再現。<黙する言語>と名付け、私たちの過去の日常をつなぎ人の営みを顕在化しようと試みます。今展の「黙する言語<故郷の岸辺>」では、故郷<琵琶湖>の波に揉まれ、岸辺に打ち上げられた小舟の一部や櫂などの「廃材」を再現。ギャラリー白川での3回目の個展ですが、5月10日まで開催の「PARASOPHIA京都国際現代美術祭2015」に合わせて企画しました。是非、ご高覧くださいませ。
『あの時、岸辺に漂着した「もの」たちはみな子どもの手に優しかった。波があらかじめ見越していたからだ。
幾年がすぎ行きてもなお「もの」たちは、数々の忘却の物語を蔵している図書館だ』 井上隆夫
【略歴】主な受賞歴:紙技大賞展の1994年第4回と2012年第21回に大賞受賞。なお、2回目の大賞受賞作品は、
【黙する言語】シリーズで受賞。他受賞歴多数。日本、韓国、アメリカ、フランス他、国内外各地で個展。大津市在住。
*4月14日(火) pm5:00〜ささやかなオープニングパーティいたします。
詳しくは、お気軽に画廊までお問い合わせください。(info@galleryshirakawa.com)
→ 作家紹介ページ [ 井上 隆夫 Inoue Takao ]