展覧会情報:小松順子展 — 蓮を描く
小松順子展 — 蓮を描く
会期:2016年6月4日(土) — 6月25日(土)
12:00-18:00 月曜休廊
小松は、初めて蓮の大群生地(滋賀県烏丸半島)を見た時、それまで描いてきた水辺のどんな植物とも違う、この世のものならざる花の見事さ葉の見事さに圧倒され、視野一面の大空間を占めて存在する巨大な3つの位相(「水の上に見えている世界」「水面に映っている世界」「水の中の世界」)に圧倒されます。
さらに、この思いは、二千年の眠りから目覚めさせ開花させた大賀博士の話を思い出させ、まるでタイムトラベラーのように時空を越えて旅をする、蓮という植物そのものが持つ特性と、水とその反映が生み出す3つの位相。花と葉が繰り広げる微細で大きな空間。それらが繋がり、このモチーフと空間を描くことで、「無限の時間」=”この世の始まりから行く末まで”すら、表現出来るかもしれないと考えるようになります。
今展では、117×117cmの油彩作品からグアシュの小品まで新作約20点を展示いたします。ギャラリー白川では2回目の個展となります。どうぞ、ご高覧下さいませ。
会場の模様