展覧会情報:「片山雅史新作展 ― 螺旋 / 風景」
片山雅史新作展 ― 螺旋/風景
会期:2010年10月8日(金)— 10月24日(日)月曜休廊 10:30-17:30
会場:ギャラリー白川 Room1
作曲家・池田明子とのpainting×musicコラボレーション
螺旋/風景 -フルートとコンピュータのための-
池田明子作曲(2010年新作共演) フルート / 津田千里
2010年10月24日(日) 午後2:00
作曲作品発表 *入場無料 *会場 ギャラリー白川
アクリル画による大作「風」シリーズ、「皮膜」シリーズと大きなテーマに挑んできた片山雅史が「螺旋」をテーマにした新シリーズを発表。「和紙に墨」で繊細な表現に挑みます。また、会期中は、絵画と音楽、異なる二つの分野のアーティストによるコラボレーション「片山雅史×池田明子(作曲)」を開催。作曲家池田明子が、片山氏の絵画作品に触発を受け、作品が発する「螺旋/風景」を音として紡ぎます。
◎コラボレート企画(どなたもご自由にご参加ください。)
ご来場の方々による音の参加を受け付けています。作品から感じたものを自由に表現してください。作品との出会いの一部を音として切り取ります。録音した音素材は、展覧会の最終日24日(日)発表の音楽作品の一部となります。
音楽作品発表 10月24日 (日)「螺旋/風景」より
◎「片山雅史新作展 ― 螺旋 / 風景」より
片山雅史
東京に生まれる 1984年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了 1988年A.C.C.の招聘により渡米(在ニューヨーク)、1995年文化庁派遣芸術家在外研修員として渡英(ゴールドスミス大学ロンドン大学に在籍) 芸大在学中より展覧会活動を始める。1986年頃より「風のなる日のために」と題された黒い筆致によるモノクロームの絵画を展開。その後1990年代後半より見ることと知覚、記憶との関係に関心を持って制作された「皮膜」シリーズを発表。
2010年より螺旋を中心とした線の集積による絵画作品を発表。現在に至る。近年は絵画作品発表のほか、「人・時間・場」の関係性に焦点をあてたワークショップやコミュニティーアートを行う。現在九州大学大学院芸術工学研究院准教授
池田明子
京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻卒業。2009-2010年度京都市立芸術大学音楽学部非常勤講師。京都市立芸術大学音楽学部音楽教育研究会「京都子どもの音楽教室」特別研究員。立命館小学校、京都市立小学校音楽科非常勤講師。ensemble ex-unit代表。兵庫県立芸術文化センター佐渡裕主宰「佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ」事務局長を務める。在学中より、作曲、編曲、楽譜制作、戯曲公演等での音楽制作を担当。
2003年、京都芸術祭、静岡県「富士山フェスティバル」オープニングセレモニーに楽曲を提供。
2009年京都市美術館第一期コレクション展~時空を旅する”美術に見る物語”~にて2ヶ月間の会場音楽の楽曲提供(新作)およびゲストトークに出演。美術館にて新作の発表を行う。2009年より現代音楽集団「クラムジカ」メンバーとして、ミュージックコンクレートのワークショップを行っている。