井上隆夫 Inoue Takao
作家 / Artist
井上 隆夫
Inoue Takao
取扱作品 / Genre
立体
作家紹介 / Artist Information
日本画の作家としての道を歩んでいた井上は、40歳でコンテポラリーアートへ転向し、和紙および古紙を表現素材に、見る者に新たな視点を提示し続ける作品を次々に発表していきます。
ギャラリー白川で井上の作品を初めて紹介したのは、2004年の「風からのメッセージ展」(グループ展)です。以後、2005年「灯りのアート展」、2006年「風の展覧会」(伊丹工芸サンター:ギャラリー白川企画)、2009年「アートが紙と出会ったら」展、今年で5回目を迎える「現代アートうちわ展」(すべて出展)。2009年には、ギャラリー白川の1階2階を使った個展「井上隆夫の世界展」を開催しています。
略歴 / Biography
1994年 第4回紙技大賞展・大賞(静岡県島田市)、サントリー美術館大賞展(東京サントリー美術館)、1997年井上隆夫・金正周「和紙と韓紙の世界」展ー紙技大賞展企画展、2000年東海TV
現代・墨への挑戦」奨励賞(愛知県立美術館ギャラリー)、2004年韓国天安市文化院50周年記念展招待出品するなど、その他日本国際美術展、アジア現代美術展、など海外、国内にて個展多数。
ギャラリー白川 / 展覧会の記録
・「井上隆夫展 黙する言語<なにかのなにか>」2018年3月10日 — 3月30日
・「井上隆夫―黙する言語<故郷の岸辺> an implied object<in shore of my home village>」2015年4月14日 — 5月10日
・「井上隆夫の世界展/黙する言語<遊戯する廃紙>」2013年10月26日 — 11月17日
・「井上隆夫の世界展」2009年10月6日 — 10月25日より
・現代アートうちわ展 2006年(第1回)より参加
立体「―黙する言語―」シリーズ
「―黙する言語―」は、井上の紙の造形作品の最新のシリーズ作品。
使い古されて捨てられて朽ちていく廃材を、捨てられるしか使い道のなくなった古紙によって再現した作品です。古紙によって、朽ち果てていくはずだった廃材は、作家の手によってアートという新しい作品として蘇り、これらの作品に作家は「―黙する言語―」と名付けた。
*作品にはいずれも作家による特製の保管箱が付いております。
作品 / 絵画 Painting work
- 黙する言語(2008/11)
- 素材:再生紙(新聞広告用紙)
- サイズ:16×18×厚み3.5cm
- 特製保管箱付
- 在庫あり
- 黙する言語(2008/5)
- 素材:再生紙(新聞広告用紙)
- サイズ:9×9(三角形)×高さ9.5cm
- 特製保管箱付
- 在庫あり
- 黙する言語「翼」(2013.7)
- 素材:再生紙(新聞広告用紙)
- サイズ:H28×W44×D20cm
- 特製保管箱付
- 在庫あり
- 黙する言語「両界」(2013.1)
- 素材:再生紙(新聞広告用紙)
- サイズ:H19×W17×D5cm
- 特製保管箱付
- 在庫あり
- 「雲雀」(2016.10)
- 素材:再生紙(新聞広告用紙)
- サイズ:H22.5×W12.5×D16.5cm
- 特製保管箱付
- 在庫あり
- うちわ(2020)
- 素材:金属、和紙、柿渋
- サイズ:565×280mm
550×280mm - 在庫あり
立体 「AURA」シリーズ
作品「AURA」は、現代日本美術展や紙わざ大賞展(大賞受賞)、さらにサントリー美術館大賞展で入選するなど、井上の代表作となった作品群です。美濃和紙で作られた大輪の花のような「AURA」は、作品の周りに漂うかすかな空気の流れや人の気配、そんなかすかな空気の流れで揺らぎ始めます。作品のかすかな揺らぎに見る者は、改めて作品と自分との間に介在する空気の関係性に気づかされるのです。
作品「AURA」のタイトルの意味は、ラテン語で人や物のあたりに漂っている独特の雰囲気。霊気。オーラの語源です。
作品「AURA」素材:美濃和紙 直径37cm 高さ65cm、45cm、本体のみの3種類の高さが楽しめます。
*作品はいずれも作家による特製の保管箱が付いております。
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・掲載した作品はギャラリー白川にてご覧いただけます。 ・お越しの際は、アポイントメントをお願い致します。 ・作品、価格については、お気軽にお問い合わせください。作品についてのお問い合わせ